銀行カードローンの自主規制によってキャッシングは全て総量規制対象になった

銀行カードローンは貸金業者とは規制される法律が違うので、貸金業者に総量規制が適用されることになっても銀行カードローンは総量規制対象外になっていました。

しかし、過剰融資問題を契機として法的な規制はまだされていないものの、銀行は全国銀行協会を中心として自主規制を導入しました。自主規制ですからそれぞれの銀行によって内容は違っていますが、メガバンクを中心とした銀行の自主規制を見てみますと、概ね貸金業者に適用されている総量規制に沿った自主規制が実施されています。

このことによって銀行カードローンも貸金業者と同じように総量規制対象になったと実質的には考えていいのではないでしょうか。つまり銀行カードローンも貸金業者のキャッシングも審査の面においては、また同じ土俵の上に立つことになったと言えるかもしれません。

自主規制によって銀行カードローンはどのくらい審査が厳しくなるか

昨年から銀行カードローンの過剰融資問題が大きな社会問題になり、全国銀行協会がそれぞれの銀行に自主規制を求めるという事態になっています。マスコミの報道や一部の評論などでは自主規制が効果は発揮して銀行カードローンの過剰融資問題は終結するような論調が多いですが、これは全くの見当違いをしている可能性たあります。

銀行カードローンの過剰融資がなぜ起こったのかを考えてみれば、それは銀行カードローンが銀行にとって儲かるからにほかなりません。10年ほど前にあった多重債務者問題も今回の問題と似ていることは誰でもわかりますが、多重債務者問題でも消費者金融が儲かるから起こったことであり、消費者金融が大バッシングを受けるまでそれは止むことはありませんでした。

自主規制によって銀行は審査を厳しくするようなポーズを当面は取るかもしれませんが、すぐにそのポーズは剥がれ落ちるでしょう。銀行カードローンが大きな利益を生むということがわかったからには、銀行が簡単にその儲け口を放すことはないからです。

よって、銀行カードローンの審査が今以上に厳しくなるということは考えられず、銀行法が改正されるまで銀行カードローンの過剰融資問題は解決しないと考えたほうがいいでしょう。